コンドロイチン硫酸は5種類に分類、加齢と共に減少する4硫酸を積極的に
タンパク質と結合して軟骨や皮膚など人間の体内に存在し、動物の細胞や繊維、臓器などを結び付け、人体の機能の維持や保護、栄養補給、水分調整の役割を果たすコンドロイチンは、硫酸と結合することにより安定して働きます。
コンドロイチン硫酸は体内に存在するムコ多糖類の一種で、体内組織の働きを正常に維持する上で欠かせない水溶性の食物繊維で、その効用は20世紀前半から注目されていました。
加齢と共に減少する4硫酸を積極的に
コンドロイチンは構造上1種類ではありません。結合している硫酸基の位置と数によって5種類に分類されます。私たち人間は4硫酸と6硫酸の2種類を体内に備えています。
医薬品としても幅広く用いられているコンドロイチン硫酸ですが、加齢に伴い生成能力が低下していきます。そのため、納豆や山芋、オクラなど、コンドロイチン硫酸を豊富に含む食品を積極的に摂取するのが理想です。ただし日頃の食事から十分な量を摂取することは難しいため、サプリメントで補うのが効果的だと言われています。
サプリメントの原料には6硫酸のサメの軟骨や4硫酸の牛の軟骨が用いられています。市場で出回っているサプリメントの多くは6硫酸のサメの軟骨を原料とするものが多いのですが、加齢と共に減少する4硫酸をできるだけ積極的に摂取することが推奨されています。