ロキソニンテープが薬局で購入可能に
外用消炎鎮痛薬に強力な新顔登場
ひざ痛や腰痛などの関節痛や筋肉痛のもっとも一般的な対処法といえば、貼るタイプの「外用消炎鎮痛薬」。関節痛や筋肉痛よりも、もっぱら肩こりに使っているという方が多いかもしれませんね。
もっとも「外用消炎鎮痛薬」などという呼称よりは、その代名詞ともいえる「サロンパス」(久光製薬株式会社)または「トクホン」(株式会社トクホン)と言ったほうが年代によってはわかりやすいでしょうか。
そんな「外用消炎鎮痛薬」として最近、仲間入りしたのが、「ロキソニンS」(第一三共ヘルスケア株式会社)の「塗る・貼る」タイプです。
独自の有効成分を医療用医薬品と同量配合
ロキソニンといえば、2011年から市販薬に転用されてからは痛み止めの飲み薬(解熱鎮痛薬)の代表ともいえる存在。そのロキソニンがこの夏(2016年8月)、新たに「塗る・貼る」タイプの外用消炎鎮痛薬として登場したのです。
このロキソニンSの貼るタイプ(ロキソニンテープ)は整形外科などで処方が必要な強力な薬品でした。今回登場した「塗る・貼る」タイプは、第一三共ヘルスケア独自の有効成分、ロキソプロフェンナトリウム水和物を医療用医薬品と同量配合。整形外科で処方されたものと同等の高い鎮痛効果、抗炎症効果が期待できます。
「ロキソニンS」の「塗る・貼る」タイプは薬剤師による対面での情報提供が義務づけられている要指導医薬品ですが、医師の診察を受けることなく薬局で購入可能。シップ剤・テープ剤・ゲル剤と揃っているので、膝痛の緩和に有効活用できるのではないでしょうか。
(2016/12/10)